雪中田植え
 
  平成29年2月7日、湯沢市立駒形小学校で14回目となる『雪中田植え』が行われました。講師
には地元大倉集落の高橋義輝さん、会場の準備等では地元資源保全会の方々のご協力をいた
だきました。
 雪中田植えを行う前に校内のホールで6年生は蓑や菅笠、ミノボッチなどの昔の衣装を身に纏
い、また高橋義輝さんからは昔使っていた農機具(除草機や田植えの際に使う型)の使い方や義
輝さんの体験談を話していただきました。
 昔は(今から60年ほど前)各家の庭先で小正月行事として家の主が今年の豊作を祈願しして
「雪中田植え」を行っていたそうです。義輝さんは雪中田植えの行事を通して、子供たちに昔の行
事や農作業のようすを伝えたいと話されていました。 
 (左の写真)雪中田植えに使われる苗は、ワラと豆がらを束ねて稲に見立てています。昔は食べ
るものもなく、稲は「お米」として白いご飯がたくさん採れて食べられるように、豆は「味噌」としてみ
そ汁など、ご飯のおかずがたくさん採れて食べられるよう願いが込められているそうです。
 (右の写真)田植えの際に使われていた型を再利用した灯篭です。幻想的なやわらかい光が素
晴らしかったです。この型を利用した灯篭は、稲川土地改良区の事務所でも見ることが出来ます。 
 いよいよ雪中田植え本番です。準備していただいた稲わらを1人5束ずつ、田んぼに見立てた
グラウンドに植えていきます。 
 最初に6年生が慣れた手つきで次々と植えていき、その姿も様になっています。続いて1年生か
ら5年生が一斉に植え付けました。中々稲わらが穴に入らず苦戦していましたが、コツをつかむと
サクサクと植えていました
 あっという間に植え方も終わり、「田神」(たのがみさま)に児童全員で今年の豊作を祈願しまし
た。災害もなく、作物も豊作になる事を期待しています。
 雪中田植えが終わると、義輝さんの奥さんに準備していただいた甘酒を御馳走になり、冷えた
体にしみる美味しい甘酒でした。
 最後に、この貴重な体験を通して感じたことや義輝さんから聞いた話を、駒形小学校の児童が
大きくなって、将来の子供たちに「雪中田植え」を伝承してくれたらうれしいです。 
 
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